インタビュー

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患者さまのお悩みは私たちの悩み。医師・スタッフともに病と向き合い、育ててくれた地域の医療に貢献します

この地域で小中学校時代を過ごした院長が、恩返しの思いを込めて開業しました。患者さまの「こうしてほしい」にお応えするため、思いに耳を傾けあたたかみのあるホームドクターでありたいと思っています。

診療のモットーを教えてください。

患者さまが求める医療に応えようとすることです。何の目的で来られているのか、例えば、薬を処方してほしいのか、検査を受けたいのか、不安を解消したいのか、病院を紹介してほしいのか。それぞれのお悩みにお応えしたい、という思いで診療にあたっています。

女性の患者さまへ配慮していることはありますか?

女性には生理や妊娠・出産がありますが、患者さまが自覚していない場合、婦人科ではなく内科を受診されることもあります。過去には、腹痛や吐き気を訴えて来院されて、妊娠していたというケースもございました。そのため、婦人科的な事情がありそうな場合には、特に言葉に配慮しています。

ご年配の方に配慮していることがあれば教えてください。

ご年配の患者さまに対しては、聞こえていない、見えていない、理解していない可能性も考えた配慮を行っています。専門用語は使わず、わかりやすく、大きな声で、紙に書いて説明しています。説明の紙をお持ち帰りいただくことで、ご家族にもしっかりと診療内容をお伝えしています。

また、認知症や身体能力の低下が疑われるような方は、受付や看護師とも連携をとりながら、一緒に様子を見守るようにしています。日時や曜日の認識、残薬はないか、歩幅が小さくなってないか、ペットボトルの蓋を開けられるか、など細やかに把握するようにしています。

院内のつくりでこだわっているところを教えてください。

患者さまはお悩みを抱えて暗い気持ちで来院されますので、とにかく明るい雰囲気を保てるよう心がけています。待合室の照明をあたたかみのあるナチュラル色にしたり、テレビをつけておくなど、リラックスしてお過ごしいただけるよう工夫しています。

また、お子さまや具合が特に悪そうな方は早めに診ますし、イライラされている患者さまなどに対しては、場が少しでも和むようスタッフ一同が気を配っています。何より、よくきてくれましたね、という気持ちで、笑顔で患者さまをお迎えするようにしています。

この町で開業に至った経緯を教えてください。

 私は中村区内で小中学校を過ごしましたので、なじみ深いということがひとつあります。勤務医時代は緑区で診療を行っておりましたが、新しい街でこれからの発展性を感じさせる一方で、少し落ちつかない面もありました。これまであたたかい目で私を育ててくれたこの地区に、医療を通じて恩返しがしたいという思いがあります。ご高齢の方やお一人暮らしの方が多い地区でもあります。お一人お一人が気兼ねなく医療が受けられる地域づくりに今後も貢献していきたいと思っております。